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ボランティア協会の案内

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リフトバス運行事業終了のお知らせ

皆さまのご協力で続けてまいりましたリフトバス運行事業は、令和4年度をもちまして終了させていただくことになりました。運行開始から45年、移動に困難を持つ方々を取り巻く状況や社会は大きく変化し、リフトバスの利用も近年は減少の一途を辿っていましたが、続くコロナ禍が追い打ちをかけ、この3年間は利用が皆無に等しい状態が続いておりました。今後も利用の回復は見通せず、リフトバス維持管理のための財源確保も大変厳しいことから、これ以上の事業継続は断念せざるを得ないとの結論に達した次第です。運転ボランティアの皆さま、利用団体やご協力くださった関係の方々に感謝いたします。ありがとうございました。

車いすバス 利用者支えた45年
県ボラ協「愛輪号」引退

2023.3.29静岡新聞 社会部 大須賀伸江

静岡新聞 社会部 大須賀伸江
 静岡県ボランティア協会は3月末で、車いす利用者向けのリフト付きバス「愛輪号」の運行事業を終了する。45年前に障害者の社会参画を応援しようとスタートし、年間150件の利用があったが、新型コロナウイルスの影響でここ数年は需要が激減していた。
「お別れ会」で愛輪号を洗車する関係者=静岡市葵区
「お別れ会」で愛輪号を洗車する関係者=静岡市葵区
 3月下旬、静岡市葵区で「お別れ会」が開かれた。運転ボランティアら約25人が参加し、最後の走行や洗車を行って互いの貢献をたたえあった。同協会の小野田全宏理事長は「障害者にとって大変過酷な時代に運行を始め、社会に出る絶好のきっかけを作った」と述べ、協力者の支援に感謝した。
 運行事業は1977年、SBSラジオの25時間生放送での呼びかけで県民から1千万円以上の募金が集まったことが始まり。同協会は企業から駐車場の提供を受けたり、自動車学校で運転ボランティアを育成してもらったりと協力を得て、計6台を運行した。車いす利用団体の研修先への移動支援や、互いを励ます親睦旅行などに使われ、年間4500人を運んだこともあったという。